2022年度(令和4年度)中島 幸男

中島幸男同窓会会長のご挨拶

秋冷の候 同窓生の皆様お元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。今年は広島、長崎に原爆が投下されて77 年となります。世界唯一の被爆国である日本は、原爆の悲惨さを思うとき、核兵器を使用しない世界のため早く核兵器禁止条約の署名批准を考えるべきだと思います。又、5 月には沖縄日本復帰50 年を迎えました。今一度、沖縄の歴史と現実を見つめ考えなければ、基地の問題など解決できない事案が山積しているのではないかと思われます。 現在、ウクライナとロシアの戦争で、多くの住民が撒きこまれる悲惨さをニュースで目の当たりにします。戦争は人間の尊厳と国を亡ぼす以外の何物でもなく、いかなる状況であれ決してあってはなりません。そのためには、世界の一人一人が互いに尊厳と理解を深める努力をしなければ、人々が平和を平等に受けることができない厳しい時代が今の現実なのです。

さて、同窓会の皆さんはそれぞれ有志で情報交換をし、懇親を深めておられるようです。どうぞ今後も大いに親交を深めてください。4 校同窓会連絡会は昨年今年と、オンラインを利用した会議において情報交換をしていますが、現在WUJA(イエズス会系同窓会世界連合会)日本支部設立について検討しています。また、東チモールに教育援助を行っていますが昨年は集中豪雨による大変な被害で教育に支障をきたし、更に責任者である浦先生(イエズス会司祭)が熱帯病に感染し、大変な目に遭われました。同窓生の皆様これからも「貧富のへだたりなく、学びたいすべての子供たちに良い教育を提供できるきちんとした学校」の子供たちのため、ご苦労なさっている先生方のために、これからも同窓会として援助を続けてまいりたいと思います。同窓生の皆様どうぞ宜しくお願い致します。

今年も新型コロナ感染症拡大の影響で72 期生の卒業生を見送ることができませんでしたが、ローマ教皇が来日した際青年の集いで述べられた「自らの行動が公正で人間的であること、正直で責任を持つことを心がけ、弱者を擁護する人になってください。」というメッセージとともに記念品を添えお祝いしました。そして、この度4月1 日付けで長い間母校の校長として、在校生と卒業生の橋渡しとして、母校発展のために尽力してくださいました大石英雄校長先生が退任されました。大変お疲れ様でした。新校長には、英語科の船橋巌先生が就任されましたので、同窓生の皆様どうぞよろしくお願い致します。また昨年に続き今年も総会は新型コロナ感染症拡大の終息が厳しく、残念ですが皆様の安全と健康のため中止せざるを得なくなりました。同窓生の皆様方ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

最後になりましたがくれぐれも新型コロナ感染症拡大に気を付けられてお過ごしください。皆様のご活躍とご健勝をお祈りいたします。