「24 中学高等学校校長挨拶」カテゴリーアーカイブ

校長 船橋 巌 2022年度(令和4年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 船橋 巌

学園の聖母の周りに紫陽花が色鮮やかに咲く頃となりました。同窓会の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本校に奉職し38 年目となる今年度、校長を拝命いたしました。ここ福岡の地で九十年にわたりカトリック校として貢献してきた本校の使命を一層力強く果たせるように精一杯努めさせていただきます。皆様のお力添えを何卒よろしくお願いします。

さて、この4 月、79 期生166 名(男女各83 名)が元気よく入学してまいりました。今年度も上智大学嘩道学長にご来臨いただき祝辞を頂戴いたしました。本校は共学化からこれまでの10 年間、教職員一丸となり教育の質の向上に取り組んでまいりました。お陰様で、学力のみならず人間力をつける学校としての評価が年々高まり、10 年前は716 名であった受験者が、今回の中学入試では892 名に増加し、女子受験者は過去最高となりました。

ところで、2019 年度末からのコロナ禍で、様々な行事の中止を余儀なくされましたが、かえって行事一つ一つの人を育てる力の大きさを再認識することができました。未だコロナの収束が見通せない中でも、今年度からは充分な感染防止対策を講じつつできるだけ実施したいと考えております。幸い、既に中1 は入学式の翌日より唐津にて2 泊3 日のオリエンテーション合宿で仲間作りをすることができました。また、体育祭も、保護者各1名ながらもお迎えして大きく成長した生徒の姿を共に喜ぶことができました。何と今年は演舞に女子も加わりました。夏休み以降は中2 サマーキャンプ、中3 国内語学研修、高1 研修旅行(昨年度できなかった語学研修の代替行事)、高2 修学旅行、文化祭が控えております。無事に実施できることを共にお祈りいただけたら幸いです。

このように、わたしたちは、神から一人ひとりに与えられた固有のタレントを十全に伸ばし、それを自分のためだけでなく、仲間と協力して必要としている人のために使い、一人でも多くの方を幸せにできる人間を変わることなく6 年間かけてじっくりと育てております。今後とも皆様の一層のご支援をよろしくお願いいたします。

(2022 年6 月寄稿)

校長 大石 英雄 2021年度(令和3年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

向暑の候、同窓生の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

さて、この四月、78期生179名(男子88名、女子91名)が元気に入学してまいりました。昨年度の四月はコロナ禍による休校中であったために入学式を執り行うことができませんでしたが、今年度は感染予防を施しながら式の内容も簡略化して行いました。この入学式では上智大学より曄道学長に出席をしていただき、新入生たちに祝辞も述べていただきました。昨年度は、体育祭、文化祭をはじめとしてすべての行事を中止せざるを得ない状況に、生徒たちも教師たちもとても悔しい思いをしました。ですので、今年度は多少形態を変えながらでもできる範囲で実施していこうと考えています。ちなみに、6月上旬には無観客ではありますが、体育祭を実施することができました。

今年度より本校もICT 教育に本格的に取り組み始めました。中1から高2までの各生徒にタブレットを導入しています。授業のあり方や宿題・課題の出し方など少しずつ変化してきています。しかしながら、様々な機器を利用して効率よく授業をすることが、必ずしも生徒の思考力や表現力(発信力)を伸ばすことにつながるとは限りません。生徒の才能を伸ばすということをしっかりと見据えて、教師たちはタブレット等のより良い利用の仕方を研究・開発していく必要があると感じています。

最後になりますが、コロナ禍において上智福岡に対して多くの消毒液を寄付してくださいました45期生の友成氏。57期生の大保氏、また、就学困難になってしまった生徒に対する奨学金としての寄付を50期生の若杉氏ほか有志の方から頂きました。この場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げます。

校長 大石 英雄 2020年度(令和2年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

薄暑の候、同窓生の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

さて、2月下旬に政府より新型コロナウイルスの感染拡大により全国の小・中・高に対して休校要請がだされました。それに従い本校では3月2日に卒業式を簡略化して行い、学年末考査をすることもなく翌3月3日に放送による終業式を行いました。その後、緊急事態宣言を受けて、休校が続きまして入学式の中止や体育祭、修学旅行、語学研修の中止など学校行事においても大幅な変更をせざるを得ない状況になりました。休校中、本校の教員たちは在校生に向けての課題作成およびその郵送、また、オンラインでの授業動画を発信するための研修やその準備に追われました。そして、4月下旬より、オンラインによるホームルームを開始し、授業動画ならびに課題の発信などを行ってきました。5月14日に福岡県の緊急事態宣言が解除されたことを受けて、本校は5月25日より分散登校を開始しました。登校初日は、新入生(77期生)に対して、放送による入学式を行い、中2から高3に対しても25日と26日の2日間にかけて放送による始業式を行いました。5月28日から授業の開始となりましたが、6月中旬までは高3を除いて、他の5学年は1クラスを2グループに分けての分散登校としました。現在、密を避けての学校生活や授業を展開しておりますが、確かに教師は生徒たちへ知識は与えることはできますけれども、生徒たちの人間的な成長といったところではとても不安を感じています。なぜなら、それは様々な学校行事や活発なホームルーム活動、部活動といった場で生徒同士あるいは教師とのある種密な触れ合いの中で、互いに影響を及ぼし合いながら育まれるものと考えているからです。とは言え、今は学校としてできうることに最善を尽くすと同時に、コロナウイルスが少しでも早く終息してくれることを祈るばかりです。

5月25日にようやく新入生195名(男子123名、女子72名)を迎え入れることができました。例年通りであれば、入学直後に2 泊3 日のオリエンテーション合宿があり、友達も多く作ることができるのですが、今年はそれもかなわず、皆寡黙に不安そうに登校してきています。友達作りも含め、学校生活に少しでも早く慣れ親しむことができるよう働きかけをしていきたいと思っています。

最後になりましたが、コロナが終息するまでにはまだまだ時間がかかりそうで、厳しい日々が続くと思われますけれども、卒業生皆様方のご健勝と同窓会の益々の発展を心からお祈り申し上げます。

校長 大石 英雄 2019年度(令和元年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

薄暑の候、同窓生の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

さて、今年3月に男女共学2期生となります70期生139名が卒業いたしました。そして、4月には76期生となります176名(男子78名、女子98名)の生徒が入学してまいりました。入学式には同窓会会長をはじめ後援会や上智大学から学長も来賓としてご臨席を賜り感謝申し上げます。一学年の定員は160名ですが、年々女子の入学者数が増加の傾向にありました。そして、ついに今年は女子生徒数が男子生徒数を大きく上回りました。入学当初は女子生徒の多さに圧倒されて男子生徒達が遠慮し、おとなしくなってしまうのではないかと心配でしたが、男子生徒もとても元気のある子が多くいて人数差は思ったほどは感じられないようです。少し安心しているところです。また、職員室の雰囲気もこの数年で大きく変わったように思います。少し前までは男性教員ばかりでしたが、専任、非常勤の教員を合わせて66名のうち22名が女性教員となりました。女性教員の数はこれから先もさらに増えていくことになるでしょう。

先日、長崎県立大学の名誉教授である上田成一さんという方が来校されました。その目的は、上田先生のお父様である上田十米蔵氏が長崎で制作された数々のマリア像を写真に収めるためでした。その一つが本学園のマリア像であるということでした。マリア像の制作過程での写真や、昭和29年5月10日にマリア像建立記念として平尾の校舎で当時の司教様、堤清三校長先生と共に上田十米蔵氏が写っている写真も見せていただきました。建立記念式では本学園がカトリック学校として、「地の塩 世の光」となる人、神様の御心にかなう人を育むことができるようマリア様に願いと祈りが捧げられたものと思います。本学園はその設立母体においても数度の変遷をたどり、外的には大きな変化が見られます。しかしながら、本学園の根底にあるカトリックの理念はその発足当時から何ら変わることなく脈々と受け継がれてきています。正門入ってすぐのところにたたずむマリア様は、これからもずっと本学園を見守り続けてくれるものと思います。

校長 大石 英雄 2018年度(平成30年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

薄暑の候、同窓生の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、今年3月に男女共学1期生となります69期生が卒業いたしました。そして、4月には75期生なります175名の生徒が入学してまいりました。卒業式や入学式には同窓会長をはじめ後援会や上智大学からも来賓としてご臨席を賜り感謝申し上げます。校名変更や男女共学化にともないまして、本校ではグローバル教育の実践に取り組んでまいりました。その一つとしまして、従来、中学3年生時に行っていました京都・奈良への研修旅行を廃止し、その代わりにオーストラリアのブリスベンに10日間の語学研修を設けました。現地では生徒全員が一人だけでホームスティを行います。また、午前中はシャフストーンカレッジでクラスに分かれてみっちりと英語教育を受けます。

この研修期間には、ブリスベンに在住しています44期生の植松さんが毎回生徒たちに貴重な話をしてくださってとても助かっています。

また、この語学研修は11月に実施していますが、その事前準備として、毎年8月上旬に上智大学英語学科の学生たち20名が本校を訪れ、朝から夕方まで使える英語をレッスンしてくれています。本校ではこういったところでも高大連携が活かされています。

一般的にグローバル化といえば経済的側面がクローズアップされがちですが、本校におけるグローバル教育は単に競争力を身に着けるためだけのものではありません。「他者のために 他者とともに」の精神に従って、社会的弱者に寄り添いながら、人と人、国と国、そして世界の懸け橋となるリーダーの育成を目指すものです。同窓生の皆様におかれましては、今後も本校の発展をお祈りくだされば幸いに思います。

校長 大石 英雄

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

 初夏のまぶしい日差しの中で、本学園の校舎もより一層明るく感じられる今日この頃、同窓会の皆様におかれましても益々ご鍵勝のことと思います。

 さて、本学園は今年で創立85周年を迎えます。80周年の節目に男女共学を開始し、今年度74期生の入学で6学年すべてが共学となり、学校の雰囲気もまた大きく変わりました。6月に開催された体育祭では、本校の伝統となっています応援合戦の中で、男子の勇猛な演舞に加え、今年から女子のチアダンスが行われました。満面の笑顔でチアガール達が華やかなダンスを披露してくれて、とても盛り上がりました。

 教学面では新しい取り組みとしまして2年前よりStudies For Others(S.F.O)という研究単位(授業)を立ち上げました。国内外の様々な地域における貧困問題を調べ、その解決策を模索する取り組みが中1から年次進行で6年かけて行われています。各学年のテーマは、仲間作り・協働力(中1)、表現力。発信力を身につける(中2)、環境問題・エネルギー問題を考察する(中3)、貧困問題の解決に向けての具体策を検討する(高1)、模擬国際会議等を通して交渉力を身につける(高2)、今までの取り組みを踏まえMy
Missionを英語でプレゼンテーションする(高3)、です。男女共学となった今、男子も女子もそれぞれの特徴を理解し、認め合い、協働しながら、一人一人が大きく成長していくような機会をより多く与えることができればと考えています。

 最後になりましたが、同窓会総会の当日は、午後3時より同窓生のための学校見学会を予定しています。新しくなった校舎や生徒たちのクラブ活動の様子などを見学して頂けたらと思っています。ご来校をお待ちしています。

平成27年6月

学校法人 秦星学園
上智福岡中学高等学校
校長 大石英雄

校長 大石 英雄

校長挨拶

校長挨拶

上智福岡中学高等学校
校長 大石 英雄

 上智福岡中学高等学校同窓会の創立60周年を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。また、卒業生の皆様方には日頃より本学園の教育活動にご理解を頂き、支えてくださいますことに深く感謝申し上げます。

 さて、本学園は今年度より学校法人が上智学院となりました。上智大学、広島学院、六甲学院、栄光学園と法人を同じくし、カトリック・イエズス会教育をさらに深化させていく所存です。単に泰星ということではなく、カトリック教育、イエズス会教育という観点で捉えますと、本校の歴史はずいぶんと昔に遡ります。

 1549年に、一人のイエズス会士が日本を訪れました。その人の名はフランシスコ・ザビエル。ザビエルは日本人と生活を共にする中で、日本人の優秀さ、気高さにとても駕かされます。インドのゴアにあるイエズス会に彼が宛てた手紙にも「この国の人々は今までに発見された国民の中で、最高であり、日本人より優れている人々は、異教徒の問では見つけられないでしょう。」と、書かれています。パリ大学で学んだザビエルは、日本においてキリスト教の布教とともに、日本の都に大学をつくることを夢見ます。しかし、当時は戦乱の世、ザビエルは京の都まで上っていきますが、都は荒廃と化し、朝廷や将軍に謁見することもかなわず、失意のうちに日本を去ってしまいます。ザビエルが日本に滞在したのはわずか2年半でした。でも、キリスト教、カトリックの火は彼によって確実に灯りました。そののち、日本は鎖国、禁教と、キリスト教は表舞台から完全に姿を消し去ります。しかし、その灯は決して消えることなく、細くも強く灯り続けました。

 時が流れ、時代も変わり1913年、ザビエルの意思を受け継いだ3人のイエズス会の神父が日本の都、東京に派遣されます。彼らのミッションは日本の都に大学をつくることでした。これが上智大学です。イエズス会はそのあと、
4つの中等教育学枝の設立母体ともなります。本校もその1つです。秦星、上智福岡の卒業生や、在校生、保護者、そして、教職員である我々との幾多の出会いは、今から450年以上も前にザビエルが日本の地に足を踏み入れた時に約束されたものといえます。

 かつて、ザビエルが他者のためにグローバルに生きたように、現在、本学園も多様性の理解といったところでのグローバル教育に力を注いでいます。「他者のために 他者とともに」生きることができる生徒を一人でも多く輩出したいと願っています。

校長 大石 英雄

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

 初夏のまぷしい日差しの中で南公園の緑も一層色濃くなってまいりましたが、同窓生の皆様におかれましては益々ご清栄のことと存じます。

 さて、この4月に72期生173名(男子106名、女子67名)が入学してきました。共学生も高校1年生まで進み、学校の様子も随分と変化して参リました。校名変更から5年目を迎え、泰星として最後に入学してきた67期生も高校3年生となりました。

 校名変更に伴い、教育内容も少しずつ変わってきています。特に英語教育につきましては、従来の大学受験に特化した英語教育から、英語によるコミュニケーション能力を高めるぺく、読む・書く・聞く・話すといった4技能をバランス良く習得できるものへとなっています。また、グローバル化の時代に生きる生徒たちのために、思考力・判断力・表現力を主とするいわゆる活用力を身につけさせるために、新たにS・F・O(Studies
For Others)という教科を今年度より立ち上げました。この教科及び研究のねらいは、国内外の貧困問題をテーマに取り上げ、キリスト教ヒューマニズムを土台とし、「貧困のない平和な世界作りに叡智で挑むグローバルリーダー」の育成を目指すものです。貧困問題は、決して容易に解決できるものではありませんし、もしかすると答はないのかもしれません。しかしながら、それを阻害するあらゆる要因を分析し、国や地域を越えてよリ多くの人だちとの協働により、今できる最善の一歩を踏み出すといった経験は、これからの時代においてとても必要とされる素養の一つになり得るものと考えます。

私たちが携わる中等教育の使命は、当然ながら時代や世の中のニーズに応えるといった側面を有していますが、上智福岡はどのように世の中が変化しても決して変わらないもの、キリスト教の隣人愛に基づく教育を、着実に行っていかなければならないと思っています。

 最後になりましたが、卒業生の皆様のご多幸と、泰星学園同窓会の益々の発展をお祈りいたします。

平成27年6月

学校法人 秦星学園
上智福岡中学高等学校
校長 大石英雄

校長 大石 英雄

大規模な校舎の改修・改築工事も無事終了

校舎の改修・改築工事に心温まるご支援を賜リ厚く御礼を申し上げます

 卒業生の皆様には、日頃より本学園を支えて頂き深く感謝申し上けます。また、特に校舎の改修・改築工事におきまして心温まるご支援を賜リましたことに、厚く御礼を申し上けます。

 さて、この4月に71期生164名(男子95名、女子69名)が入学して参リました。共学の3期生を迎え、今年で中学はすべて共学となりました。5月末に行われました体育祭においても、新入生のダンスの指導を中3の女子生徒たちが行うなど、行事も含め学校全体の雰囲気も随分と変化して参リました。でも、そういった中でも、泰星学園創立時から脈々と受け継がれてきたカトリック学校としての建学の精神は、決して色あせてはいません。カトリック・イエズス会学校としてのミッションを果たすべく、新たに多くの試みがなされてきていて、むしろその輝きは一層増しているのではないかと思っています。本校が最も大切にしている精神の一つMen
and Women forOthers,withOthersパ他者のために、他者と共に)は、グローバル化か進む現代社会において、すべての人びとが幸福に生きる、まさに共生の精神を表しているもので、普段の授業はもちろんですが、上智大学との教育提携による出前授業、ボランティア、国際交流などを通して、生徒たちはこの精神を培うことができているのではないかと思っています。教育提携の中の―つであります上智大学公開講座が、今年も9月に本校において一般向けにも聞かれます。今回は上智大学学長 早下隆士先生にグローバル化の諸相について講演をして頂くことになっています。卒業生の皆様も、ぜひお気軽にお越しください。

 最後に、卒業生の皆様のご多幸と、泰星学園同窓会の益々の発展をお祈りいたします。

平成26年6月

学校法人 秦星学園
上智福岡中学高等学校
校長 大石英雄

校長 大石 英雄

大規模な校舎の改修・改築工事も無事終了

大規模な校舎の改修・改築工事も無事終了

一昨年7月より行われておりました大規模な校舎の改修・改築工事も昨年11月末に無事終了いたしました。このリニューアルエ事に関しましては、卒業生並びに卒業生の保護者の皆様に心温まるご寄付を頂きました。あらためまして厚く御礼を申し上げます。

さて、この4月に70期生159名(男子99名、女子60名)が入学して参リました。共学の2期生を迎え、本校が現在取り組んでおります上智大学との教育提携プログラムや、国際交流をはじめとし、グローバル社会に適応しうる人材を育成するための様々な取り組みをさらに充実させていこうと考えています。9月には昨年度から始まりました上智大学公開講座(於、上智福岡)も行う予定です。上智大学より外国学部や総合人間科学部などで教えておられる先生方にお越し頂いて、グローバル社会をどのように捉えそれにどう適応するか、様々な視点から講義をして頂きます。この講座は、在校生のみならず一般の方々にも参加して頂くことができます。詳しくは本校のホームページにてお知らせいたします。卒業生の皆さんも是非お越しくたさい。また、今年は上智大学が創立100周年を迎えます。イエズス会士であるフランシスコ・ザビエルが1549年に日本に初めてキリスト教をもたらしました。ザビエルはキリスト教の普及を願うと共に日本の都に大学を創るという夢を抱きました。あれから長い時を経て、ザビエルの夢はイギリス入、フランス人、ドイツ人の3人のイエズス会士によってようやく実現されます。それが1913年、上智大学設立。今からちようど100年前と言うことになります。これを記念して、本校も9月29日(日)にアクロス福岡シンフォニーホールにて「ザビエルの夢 世界と共に歩む上智(仮題)と題し、シンポジウムや講演会、演奏会などを催す予定にしています。

生まれ変わった校舎で、子供たちは日々明るく仲良く、そして活発に生活しています。私たち教職員は上智福岡での教育活動を通して多くの生徒たちがキリスト教ヒューマニズムを身につけ、他者に仕える人になってくれることを願っています。卒業生の皆様におかれましても在校生たちのさらなる成長を見守ってくだされば幸いに思います。

平成25年6月

学校法人 秦星学園
上智福岡中学高等学校
校長 大石英雄