校長 大石 英雄 2021年度(令和3年度)挨拶

校長挨拶 上智福岡中学高等学校 校長 大石 英雄

向暑の候、同窓生の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

さて、この四月、78期生179名(男子88名、女子91名)が元気に入学してまいりました。昨年度の四月はコロナ禍による休校中であったために入学式を執り行うことができませんでしたが、今年度は感染予防を施しながら式の内容も簡略化して行いました。この入学式では上智大学より曄道学長に出席をしていただき、新入生たちに祝辞も述べていただきました。昨年度は、体育祭、文化祭をはじめとしてすべての行事を中止せざるを得ない状況に、生徒たちも教師たちもとても悔しい思いをしました。ですので、今年度は多少形態を変えながらでもできる範囲で実施していこうと考えています。ちなみに、6月上旬には無観客ではありますが、体育祭を実施することができました。

今年度より本校もICT 教育に本格的に取り組み始めました。中1から高2までの各生徒にタブレットを導入しています。授業のあり方や宿題・課題の出し方など少しずつ変化してきています。しかしながら、様々な機器を利用して効率よく授業をすることが、必ずしも生徒の思考力や表現力(発信力)を伸ばすことにつながるとは限りません。生徒の才能を伸ばすということをしっかりと見据えて、教師たちはタブレット等のより良い利用の仕方を研究・開発していく必要があると感じています。

最後になりますが、コロナ禍において上智福岡に対して多くの消毒液を寄付してくださいました45期生の友成氏。57期生の大保氏、また、就学困難になってしまった生徒に対する奨学金としての寄付を50期生の若杉氏ほか有志の方から頂きました。この場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げます。