カトリック司祭・イエズス会
東ティモール・聖イグナチオ学院基金
現地世話人 浦 善孝
聖イグナチオ・デ・ロヨラ中学高等学校は昨年12 月に第1期生の卒業式を祝い、この1月(2019 年) から7期生が新中学1年生として入学してきて、学校も新しいステージに進むことができました。これも、皆様のご理解と経済的なご協力の賜物と感謝しています。
同時に学校における私たちの教育活動は、これから本格的に始まるものだと認識しています。私たちの東ティモールにおけるこの教育活動は、単に他の学校に通う生徒たちに奨学金を支給する組織を運営することでもなく、あるいは既存の教育組施設を期限付きで支援する事業でもありません。自ら学校を設立し、「 貧富の隔たりなく学びたい全ての子どもたちが一緒に学べる、きちんとした学校」を作るという目標を掲げた教育活動です。そのために公益事業としての教育活動を「継続してゆく」という責任が伴っています。
聖イグナチオ学院から1期生が巣立ってゆくことができましたが、東ティモールという後発開発途上国ではじめた「教育目標」を持った私共の教育活動を今後も継続し、聖イグナチオ学院が生徒一人ひとりの人生と社会に貢献し続けることができますように、今後ともご理解とご協力を賜れますようにお願い申し上げます。
最後になりましたが、みなさまのご多幸を心からお祈り申上げます。